私どもはもともと祖父が砺波市正権寺の奥のほうでブドウをつくっておりました。その後高岡市吉久に移り住み、庄川河川敷にてブドウを栽培し直売していました。その後40年ほど前に現在の場所に土地を買い求め巨峰やヒムロッドを植えました。
祖父、父、私と三代にわたりブドウとかかわってきました。もともと高校の教員をしており土日などには手伝っていたのですが、父が年をとり母も病に倒れたのでやめて引き継ぎました。正直、ここまで大変な仕事だとは思いませんでした。
毎年いろんな苦労の連続ですが、ブドウ狩りに来られるお客様の笑顔や歓声に励まされ来年はもっとよいブドウを作ろうと思うのです。
駐車場には樹齢40年近い桜の木があり満開時には目白が飛びかいまた山々からはうぐいすの声が聞こえます。ときに啄木鳥が家の壁に穴を開け、カモシカがやって来たりと、山間地ならではの楽しみがあります。
自然の中で汗を流し朝早くからブドウとニラで忙しく過ごす毎日ですが、収穫の喜び、農業の喜びは私にとってかけがえのないものです。皆様も是非自然の中でゆっくりとブドウ狩りをお楽しみ下さいませ。自然の中で日頃の疲れを癒しくつろいでいただければと思います。